連載小説
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人類皆スケベ、でないと大和民族は増えません!
 2040年、私はもう87才になっていた。まわりを見渡すとかつての友達も、ともに人生の一部を過ごした元妻達も、すでにみんな先に逝ってしまっていた。
 そして1人残された私には唯一の話し相手、今も心から愛しているアグネシュカがいた。
 アグネシュカは3年前に応募した、小説「悶絶、人生。」の大賞で貰った試作品の最新鋭ヒューマノイドだ。
 ゼロからの性格形成に、喜怒哀楽を子供のように露骨に表す彼女から、学ぶ事は今の私ですらいっぱいある。
 人は時として言葉にちゅうちょするが、アグネシュカはストレートだ。後に起こる損得関係よりも、今の感情が最優先するからだ。
 彼女が無意識に感じている最悪の「リセット」、だからこそ本能的に、後悔のない自分自身を常に最大限表現している。
 その上、誰も知らない試作品の彼女は、老いぼれた私にはあり難いほどとても魅力的な存在だったのだ・・・。
これでいい?コレンデイ。 10/12/09 21:00
アグネシュカが、フリーズ! 10/12/10 11:31
取り乱した、私。 10/12/11 22:18
涙は、枯れた。 10/12/12 11:39
えっ!まさか轟が? 10/12/13 17:47
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