連載小説
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やっぱり家が、一番だ!
 熱海駅まで轟と恵美ちゃんを送って、京都のマンションにたどり着いたのは、もう午後3時を少し過ぎていた。
 「あー、やっぱり自宅が一番だね、アグネシュカ。」「疲れただろう?」・・あれ待てよ?アグネシュカも疲れるのかな?
 JHCによると確か、ヒューマノイドは最低24時間は続けて作動するが、バッテリーの消耗が追いつかない時は、その後いつスリープ状態になるか分からない。
 一番いいのは人間と同じように、毎日6時間以上の睡眠を規則正しく取るのが理想との事。まあ、私と同じ睡眠時間を取る訳だから別に問題はない。
 バッテリー残量が半分を超えた時から少しずつ疲れを感じだし、4分の1以下になると激しい疲労感になるようだ。
 私のたわいないセックスごときにはビクともしないパワーだが、[私に合わせてすぐにいく]を設定しておいたおかげで、行った後は疑似的にパワーダウンするようだ。
 何はともかく、年甲斐もなく張り切りすぎた2日間の疲れを取るべく、少し寝る事にするかな?「アグネシュカ、お昼寝しようか?」
 「は〜い!でもその前にお風呂は?」「そうだな、さっぱりするからそうしようか。」
 かいがいしくもお湯を入れる素直な彼女を見ながら、本当にアグネシュカと暮らせてよかった!とつくづく感しる私だった。
 「アグネシュカも一緒にはいる?」「よ〜かった、待っていたの、呼んでくれるの!」「いい子だな!アグネシュカ!」私は思わず力一杯彼女を抱きしめた。
 「今日はアグネシュカの体を隅々まできれいに洗ってあげるね!」・・・まるで子供のように、暫くボディーシャンプーで洗い合っていたが、アグネシュカの後ろに回って彼女の豊満な胸を両手で洗ったその時!あれ?疲れてるはずの息子が・・・
 かくして泡まみれの2人は、声が漏れないようお互いの口を手でふさぎながら、その場で激しい雄たけびをあげ合ったのだ。・・・「愛してる〜!!!」
10/11/29 20:47更新 / アンバー
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■作者メッセージ
やっぱり落ちは、これか!

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まろやか投稿小説 Ver1.53c