連載小説
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やっぱり、スワッピング?
 2つの疑問を見事解消させた僕たちは、再び気持ちよく飲み直す事にした。 普段は少し酔っても酔っ払う事などない私だが、今日は轟の思わぬ嬉しい訪問に少し調子付いてしまったか?記憶のないままいつの間にか寝てしまったらしい。・・・
 アグネシュカの足が私に絡んできて目が覚めた。よく覚えていないが2人共何故か全裸だ。さては昨夜、記憶のないままに頑張ったのかな?おもむろに彼女の胸を揉むと・・あれ?アグネシュカとしては小さめで、それにマシュマロのような滑滑の柔らかさだ。
 次の瞬間、布団の中の顔を覗き込んだ私は思わず度肝を抜かれた。「あれ!恵美ちゃんじゃないの!」「え〜、なんでここにいるのぉ〜?」
 とっさの事に何がどうなっているのか、ひょっとして事もあろうに恵美ちゃんと・・・?
 「山さ〜ん、何処にいるの〜?」アグネシュカだ。という事は彼女は轟と寝ていたのか・・・?まさか、裸で?その時、まだ寝ぼけた轟が扉を開けた。
 「おはようございま〜す。」なんと4人共すっぽんぽんの丸裸だったのだ。
 慌てて服を着た僕たちだが、誰1人理解できない。ここは冷静になってみんなの記憶を繋ぎ合わせるしかない。
 そして分かった意外な事実はこうだった。
 二人とも酔い潰れてバタンキュー。その後アグネシュカと恵美ちゃんは5分以内に僕たちと寄り添って寝ってしまう。その後は朝まで彼女達の記憶はない、完全なスリープ状態だ。
 問題はこの先だった。私は以前から夢遊病の気があり、夜中のトイレで転んで上あごの骨にひびが入った事があったが、その時も朝血の痕を見るまで気が付かなかった。普段も夜中にトイレに行くみたいだが、記憶は全くない。
 轟の話によると、夜中にトイレですれ違い私はそのまま恵美ちゃんのソファーに入るないなや、すぐさま大きないびきを立てて寝てしまったそうだ。やはり轟も、何も考えずに私のベットで寝たらしい。
 その間1〜2分たらずで、もしこの時僕たちのどちらかが変な事をもくろんでも、2分以内にもう一方の彼女が正常に起きてしまうのでばれる事になる。つまり、昨夜は心配するような由々しき事態は何もなかったという結論にたどり着いた。
 終わってみればこれこそ4人は裸のお付き合い、つまり心を許せる間柄になったのだ!って事にしておこう。とりあえず、アグネシュカの全裸は轟に見られちゃったけど、恵美ちゃんのオッパイ思いっきり揉んじゃったからいい事にしよう!
10/11/13 19:46更新 / アンバー
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■作者メッセージ
あれ?バタンキュウーなのに、なんで4人共裸だったの?

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まろやか投稿小説 Ver1.53c