本来あるべきキスを達成した僕は、それから毎日彼女と会うのが楽しみで、また合うのが日課でもあった。そうそう彼女の名前は高橋美智子、都立高校の１年生だ。
　ではここで、何故僕があのヘレンケラーを超えて彼女をゲットできたのか？
個人的な趣味はさておき、おそらく理由は次のとおり！この客観的分析が大事なのだ！
　　　　　（あえて当時のように呼び捨てで・・・）
　　　　美智子は　１．最新のバイク（を持てる家庭環境）に興味があった
　　　　　　　　　　　２．チョイ悪(遊び人）に演出した僕に魅かれた
　　　　　　　　　　　３．友達より早く経験してみたかった
　　　　　　　　　　　４．第一印象とは逆に、やさしい性格だった
　　　　　　　　　　　５．都内有名おぼっちゃん校に通っていた
どうだね明智君、僕の推理は・・・つまりこれら全てが正解で、僕が作戦成功できたのはこの全てのチーム力の結集そのものなのです。つまりあらゆるプラス要素を目一杯つぎ込めば、可能性が大きく生まれるってこと。それにはその演出が極めて重要だが、それは更に奥が深いので後に話しましょう。
かくして僕は、次の誕生日プレゼントに美智子自身をもらい、なんとこの後７年半も美智子と付き合うことになったのです。青春時代の思いのすべては二人が主人公だった。えっ？じゃ、何故このまま結婚しなかったの？・・・だから、その後が人生、波乱万丈なのです。聞くも涙、語るも涙の物語、は次の章だ。　　乞う、ご期待！


　　　　　　　　　　　　

■作者メッセージ
もう２度と、女なんて信用しない！