連載小説
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「初恋、撃沈」  とその前に・・・
 想えば、私は昔からスケベだった。まだ幼稚園に上る前、当時西宮に住んでた私は、母に連れられ尼崎に買い物に行ったことがあった。大人10円子供5円、阪神国道のチンチン電車に揺られ15分。降りてすぐの角には大きなガラス張りのショーウインドー、中には足の長い綺麗なマネキンがスカートをはいていた。私は何故かとっさにそのパンティーが見たくなり、しゃがんで覗き込んだ。と、その時、「ビリビリッ!」という音とともに、なんとズボンのオシリが破けてしまったのだ。
 なんともこれが私の人生最初にある、記憶の1ページ目になったのです。

さらに・・小学校4年の時、転校してきたばかりの大塚君と、男3人、女3人で放課後の鬼ゴッコ。誰が言い出したのか?(私)負けたらOOOを見せる。必死になった僕たちの勝利は言うまでもない。しかしそのあと、見せる見せないで延々と時間ばかりが過ぎ、もう6時。転校間もない大塚君のお母さんが心配して、学校に電話をかけてきた。結局、えらく怒られたが、誰も真実は語れなかった。

 そして6年生の時、勉強塾に行くのが楽しみだった。僕たちのクラスは「頭いい組」でそこには、憧れの角木康子がいたからだ。これまたスケベの横田君とはライバルで、特に夏は互いを競って、康子の膨らみかけたオッパイの先をばれないように、覗き込むのが日課だった。そして塾のあと、横田君と観測データの確認つき合わせを行うのだった。「今日は僕のほうがイッパイ見たもんねっ!やったねっ!」
10/09/03 12:30更新 / アンバー
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■作者メッセージ
このあと、私は東京の私立中学へと進む。(安部元首相の2つ先輩)

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まろやか投稿小説 Ver1.53c